こんにちは!東場立直です。
「FIRE挑戦第2期」と言ったものの、前向きな早期退職はこの時期視野に入ってません。
「子どもたちがお金のかかる時期にクビになっても、焦らず済むようになっていたい」くらいの感覚です。
実際そうなったらと考えるとドンヨリするのがこの時期でした。
皆さんは、本気の「辞めるか」(ダブルミーニング)経験ありますか?
ともあれ「資産を増やしていく」という意識は明確になりました。
これが第1期との最大の違いですね。
本気をどうやって持続したかを今回は書きます。
■過去記事
「約束された失敗」第1期についてはこちら
失敗→撤退期間中はこちら
第2期挑戦開始はこちら
全体を通して読みたい方はこちら
第1期との違い
1.資産の月次集計
■概要
2014年11月から「誰のどの口座にいくらあるか」、入力・集計を始めました。
・入力(1年1枚)/推移把握/ローソク足 の3種類のシートで運用
・銀行=現金、証券/FX等=投資に区分集計もセット
→生活防衛資金は確保できているか、投資に追加振り分けできるかのチェック用
■ルール
・入力は万円単位(千円を小数第1位)
・財布の現金はカウント対象外
・株価の下落でツライ月は、1か月までは入力サボってOK
■効果
a.「増やす」意識が刷り込まれる
「前月に負けたくない」です。レコーディングダイエットと同じですね。
b.どうやって増やすかを考えるようになる
増えた/減ったが目に見えるので対策を考えるようになります。
収入は会社の評価や相場の状況に左右されますが、支出は自分たちでコントロール可能です。
なので「埋蔵金がないか」に目を向けるようになります。
クレジットカード
効果:年間▲2-3万円
高還元率を追いかけまわしました。2%とか10年前はあったんですよ。できるだけカード払いに寄せてました。
アマゾンのプライム会費が実質半額とかそんな裏技もありました。(今はなくなってしまいました)
使いすぎかのチェックは、、、ここで月次の残高入力・確認が機能してくるのです!
携帯電話
効果:月間▲5,000円
2015年にキャリアから格安SIMに変更
最初はちゃんと使えるか心配で、通話用/データ通信用の2台持ちをしてました。
当初はOCNモバイルワンで統一していましたが、「会社の中でつながらない」「昼に高速モードに切り替わらない」とか色々不満が出て、今はバラバラです。
電力会社
効果:年間▲10,000円
2016年4月に電力自由化がはじまって、割とすぐに変更しました。
「今までより安くなる+自前で発電設備を持ってるから何かあっても大丈夫でしょう」的な理由でENEOSでんきを選びました。
2021年ごろまで毎年「でんきおとく照明証」という「今年は**円やすくなりました(東京電力比)」が届きましたが、この数年見ていないのでじんわり上がってるのだと思います。また見直しいるかな。
アマゾンで買うもの/買わないもの見極め
効果:???
発端は「髭剃りの替え刃」で、それまでドラッグストアで気にせず買っていたのですがアマゾンのほうが30%くらい安いのです。買い物のついでにチェック→保存がきいて安いものをリスト→ポイントセールでまとめて買う。今まで「高額品」にしか気が行ってませんでした。
番外 自動車保険
効果:年間+1万円
自動車保険は、ネット保険に切り替えたのをディーラー扱いの従来型に戻しました。
ネット型だと確かに年間1万円くらい安いのです。
なのですが、出先でパンクトラブルがきっかけで「うちには合わない」と戻しました。
整備サービス店選び(店は「時間指定」、保険会社は「できません」)/交通費(バスを2回乗り継いだ後で「交通費も補償対象です」と連絡もらいました。ありがたいのですが、ペットボトルを箱買いしてたので…)。やめよう、蓋をします。
■長続きのコツ
a.推移グラフを作る
入力シートは年単位なので、各人の各月残高を継ぎ足し転記するシートを作りました。
・月次の積み棒推移グラフ
時間がたつほど、「ここまで続けてこれた」がモチベーションの維持になります。
下落が続いたときに、「過去にもあったこと」と言い聞かせる証拠になります。
・増加/減少の額・率にベスト/ワースト10は色がつくように条件書式設定
・各月に1行短評をつければ良かったと思います。
そうすれば、この大きな額は何があった?とあれこれ調べずに済みます。
b.ローソク足
毎月集計をしておくと、「年足」チャートが作れます。
(始値=前年末なので、実際とはちょっと違いますが)
その年の最高額/最低額/最新残高を入力すると「資産の推移がまるで株価チャート」。
上ヒゲ辛いですよ…
自分で作るので、株価のローソクチャートの動きも実感しやすくなります。
実感はできましたが、相場をとれるかは僕には別問題でした。
↓月次入力ファイルの各シートイメージはこんな感じです。(数字はサンプルです)

2.ターゲット意識
■東場の思惑
僕は当時38歳。50歳まではどうか何も起きないで、何とかかわしたいと願ってました。
50歳で1億円あれば、作れるとすれば、その時は1億円×年利5%=500万円の収入くらいは期待してよいのではないだろうか。
これを達成するために、
1.年間+500万円
2.前月比+1%
の2つの尺度を持つことにしました。
「計算合わないんじゃない?」はごもっともです。なので説明しますね。
■年間+500万円
今3,400万円、あと12年、「何か」があれば割増退職金もその時は出るだろう。
なので毎年+500万円×12年=+6,000万円で大体1億円になるはず。
ということで+500万円を毎年目指そう!
最初の年は500万円÷3,400万円=14.7%でとてもハードだけれど、クリアを続ければ後になるほど楽になる。
という理屈です。
■前月比+1%
1年後の+500万円は生活目線では実感がない。
前月比+1%とすれば、月次の集計時に即結果を判定できる。上手くいってなければ見直すきっかけになる。
最初の年は3,400×1.01^12=3,831万円(+12.6%です)。+438万円で+500万円に届かないけれど、毎年ベース金額が変わるから、そのうちに+500万円を超えていく。なので長期的には問題ない。と考えました。
マイナスになる場合が考慮されていませんが、あくまで目標なので「今年は+600万円だから100万円プール」とかそんなものでもないですし、合わないなら変えれば良い。単に増えた/減ったで終わらないように判断する物差しを持つことが目的でした。
こうして、月次の集計と年/月のターゲット設定という2つの指針で「東場ファンド」は運営を開始しました。
■振り返り
結果的に1・2の目標値変更を変更せずにを2014年11月から現在まで続けてきました。
正確には1の+500万円はここ数年で薄れて、2の+1%がウェイトが増しています。幸いにもベースとなる資産が増えたので、1が機能しにくくなったのです。率は、一定ですがベース資産にあわせてターゲットになる金額も変化するので、常に適正かどうかを考える指標として有効でずっと有効だったと感じています。
結果はここまでの単純平均で月+1.1%。ちょっと早いですが目標額に到達できたので、完璧なペースメーカーだったと思います。
おわりに
月次集計を始めてみようと思っているあなたへ。
好調な時は毎週集計したくなります。そしてそういう時は、大体少しして崩れます。後で振り返るとわかるんです。
でもその時は気づかないのです。ずっと繰り返してきました。そして多分これからもずっと。
皆さんは「浮かれ」に気づけますか?ブレーキをかけられますか?
2015年に具体的に何をやったかまでたどり着けませんでした。最初は3回で
次回はこれと2016年のエヌビディアへの投資について書く予定です。
また来週月曜にお目にかかりましょう!
使用画像:© Darli Donizete / Pexels
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